赤い狼と黒い兎Ⅱ




でもちゃんと朱雀の倉庫にも行く予定だよ?


何もなかったらいいんだけどね…。


すると、ガラッと病室のドアが開いた。




「おおっ、なんだ。お前らも来てたんだ?」




入って来たのは、私服姿の瑠宇。


あ、一応みんな制服だよ。学校があるからね一応!




「瑠宇さん!」

「あれ?兄貴、仕事は?」

「あ?んなもんとっくに終わった」




サボったのか否かは置いといて、亜稀羅がキレそう……。


落ち着け亜稀羅…。




『瑠宇さ?仕事忙しいんじゃないの?』

「今は全ッ然!」