フードを目深に被り、口の端を吊り上げた。 『そりゃ…悪かったな?』 「まぁ、これから働いてもらうんで別に構わないんですがね」 『……鬼か』 「それじゃ。また明日も宜しくお願いしますね」 『あーハイハイ』 「同じ時間に同じ場所で。あ、来る時も帰る時もスピード出しすぎないように」 『……とっとと帰れや』 野田は近くに止めてあった黒のクラウンに乗り込んで、暫くしてクラウンは動き出した。 「初日で20越えねぇ…」 「確か、見回り隊っての居なかったか?」