男を見送った後、そんな事を話していた春架と麻友美。 『野田…仕事は終わったぜ?』 電信柱に身を預けている野田にそう声を掛けた。 「お疲れ様です。…さすが、仕事が早いですね」 『何人だ』 「今のも合わせれば、軽く20は越えてます」 『……。お前、何でここまで放っといた?』 野田を通り過ぎれば、隣を歩いてくる。 …あたしら、不思議な集団だな。 「放っといたんじゃありません。いつの間にか増えてたんですよ。…加えてあなたが抜けた、と噂も広まればね」