赤い狼と黒い兎Ⅱ




―――結果、1分もかからずに潰した。


あたしらの周りにはオニーサン方の残骸が散らばってる。




「よえーのに」

「俺ら〝狼鬼〟に喧嘩挑むとはね…」




時刻はもうすぐ、0時を回る。




『…時間だ』

「おいお前」

「ウッ……」




ゴスッ、と1人の男に蹴りを入れる春架。




「お前は特別に逃がしてやる。次会ったら〝狼鬼〟がお前…お前ら腐った男共を潰しに行く」

「ひっ…!」

「……行け。」




そう低い声で言うと覚束ない足取りど去って行った。




「いいのか?」

「広められる範囲で広めとく」