ずらりと並ぶ本を次々見ていく、きになった題名とか表紙とか


たまに筋書きも見ながら選ぶ……よし


「コレに決めた」


「ミステリー系好きだね」


「まぁね……ってん?」

この字、昨日の日記帳の……
図書委員の男の子の隣に昨日の日記帳の字とそっくりな字が書かれた紙があった


「どうしたの?」

じっと見つめて固まってる私をみて図書委員の男の子は不思議に思ったのかこっちを見ていた


「ねぇ、昨日落とし物しなかった?」


「落とし物?」


「ノートとか……」


図書委員の男の子はすこし考えるふりをして落としてないといった