「嫌われたのかも。」

昼休憩前のサウナ中、

「だってもう3日だよ。

 メ-ル送っても何にも返事が来ない。」


「見てないだけとか?」


「3日も?」

「う~ん、ごめんフォロ-の言葉見つかんない。」


「え~わっこちゃん彼氏いるの?」


覚君が会話に入ってきた。


「彼氏になって欲しい人から、

 3日もシカとされて落ち込んでるのよね?」


「酷いよ葵ちゃん…事実だけど?」


「わっこちゃんだめだよ。

 フリーでいてよデ-ト誘えないじゃない。」


「フリ-の時だってデ-ト誘わなかったくせに。」


「それは嫉妬深い彼女いたから、でも

 めでたく別れたんで誘えるよ!

 デ-トしよ-わっこちゃん。」


覚君は上半身裸で裸の身体に

サウナの熱で噴出した汗をキラキラさせながら

あたしに迫ってくる。

まあ、あたし達もスイムス-ツなんだけど。


「あ~、行ってきな~、音信不通の男なんか忘れて、

 取りあえず手近な相手と遊んで来なさい。

 暗くてうざいから。」


「うざいって、、、」も~~~~


「行こうよ!」


そうだよね、付き合ってたわけじゃないし。


胸の奥がギュウっと掴まれて切なくなる。