小さな幸せ

生徒にそんな気持ちを持つことは教師としてはあってはならないことだ。

だから、自分の気持ちに気がついてからは、

君には極力必要以上に近づかないようにしてきたし、

話しかけないように注意していたのに気が付いていましたか?

それでも、いつも君を目で追う自分はごまかせませんでした。

最後、卒業式の日、どうしても最後に君と話したかった。

君に別れを言いたかったんです。

そこで、君に貰ったメッセ-ジは、

整理がついたはずの気持ちをまた差し戻してしまったのです。

此処に来て、ようやく落ち着いたので、

君の気持ちに答えを出す決心をしました。

君の事が好きでした。

俺を好きになってくれてありがとう。

君に会えたことは俺の人生の中で忘れられない思い出をくれました。

これからもずっと、君が夢を追って頑張っている姿を遠くから応援しています。

君の幸せを心から祈っています。


    高田 幸雄  】