ずっとうんうんと聞いてた惣さんが

「え?!!」

と、多分、結婚の二文字に驚いたんだ。


「だから、そういうことなの。」


「初めて聞いた。」


「初めて話したし。結婚の話は今日知ったばっかり。」


「け、結婚て。す、するの?」


「して欲しい ?」


「やや、して欲しくないけど。」


「だから、避難してきた。」


「そうか、、俺にできることはあるの?」


惣さんは私の頬を撫でながら

話しかける。


「好きでいて。」


「え?」


「私を好きでいてね、諦めたり嫌いになったりしないでね。」


ホントはね、話したい事一杯あるけど、

今日は遅いからまた今度。



「カップラ-メンちょうだい。」


「飯食ってないの?」


「色々、あって食べ損ねちゃって。」


「まってろ、今お湯沸かすから。」


「うん。ありがと。」