教室に入ると斉藤君が目に入った。




ヤバイなぁ……




昨日の言葉が気になって仕方ない……





「よお!!昨日はごめんな、中村」





「ううん、私は何も…」




「俺は、感謝してるから…ありがと!!」





斉藤君の笑顔は、まるで子供みたいな笑顔で……。





私はこの時から、君に恋したんだと思う。




でも、まだこの時はこの気持ちに気付いてなかったんだ……ーーーー。




だから、君を傷つける事になってしまった。




私って……ーーーー




〝本当、バカ………〟