その言葉を聞いて、私の気持ちは高ぶっていく。




「ねぇ…響は、何か知ってるんでしょ!?
ねぇ、教えてよ!!
何で悠は死んでしまったの?
お願いだから、教えて…!!」




「ごめん…なさい…」





「何で、謝るの!?
響、意味わかんない!!」





ムカつく!ムカつく!ムカつく!!
本当、ムカつく!!!!
話してって言ってんのに!!





「…………してしまったから……」





「えっ……何?」





「……私がね、悠を愛してしまったから……
彼は、死んでしまったの……」




「ふざけないで!!
そんな話し、誰が信じるっていうの!?
響、あんたおかしい…
それに、悠を愛してたなら涙の1つぐらい流せるでしょ!?
響の両親が亡くなったあの日みたいに!!」



「本当だね…
私、泣けてないや…
何でだろう…?
何で何だろう…
私、何で泣いてないのかな?
あれ、おかしな本当は悲しくて仕方ないのになぁ…
ちっとも涙が流れない…」





「響……」