どうしよう…



胸が…あつい……



それに、ドキドキしてる……



「見つけたぁぁぁ!!
おい、斉藤。
まだ終わってないだろ?
早く戻りやがれぇ!!」



宮田先生の声が教室内に響き、体がビックとした。



「わかりましたよ。
ちっ、偉そうにしやがって…」



「なんだって、何か言ったか?」



「い、いえ何にも…!!」



斉藤君が、そう言って逃げって行った。



その後を、宮田先生が追いかけて行き教室の中は、静かになった。



しばらくすると、愛羅が目を赤くしながら、帰ってきた。



「……ごめん、帰ろっか……」



「うん……そうだね……」



私の中で、複雑の思いと斉藤君のあの言葉が混ざりあい、この日はよく眠れなかった…。