「はあはあっ!!!」

お願い、間に合って!!!!

私はそう念じながら駆け出す。

バンッ!!!

勢いよく扉を開ける。

「蝶君・・・・・」

「う・・・そ・・・・・」

目の前には幹部のみんなと涙で目をはらした沙織。

そして、その中心にいるのは

自分の血で羽織を真っ赤に染めて倒れている土方さん。

「いや・・・・いやああああああああああっ!!!!!!」