何の為に勉強しているのかなんて分からない。
だけど学校へは行かなくてはならない。
別にそこに反抗しようとは思っていない。
何故ならガキでは無いからだ。
だから、別に苦にはならない。
この退屈な登下校の連続や、変わりばえのしない弁当の中身にも。
"ハラハラ、ドキドキ"する日常を望んでもいない。
そういう華やかな世界は苦手だからだ。
人間普通が一番なのだ。
ケーキを買うならイチゴのショートケーキ。
アイスならバニラ味。
ボールペンなら、100円ショップで買う。
無理した背伸びや、奇をてらった生き方に走りなさるな。
それが人生の鉄則。完璧な理論。
まあ、こんな風に俺は、少しジジ臭い高校生活を過ごしている訳だが、、、
いかんせん、「高校」というところは毎日騒がしい。
特に俺のクラス、1年D組は異様に騒がしかった。