「・・・は、はぁ」 業者さんは苦笑いをしている 「後は、自分でやる。ありがとう」 そういって、私は荷物を受け取って 家の中に入って行った 私の住む家は、家というより屋敷に近かった 大きくて広々としている これから一人で住む私には確かに広すぎる家 私は、荷物を引いて、歩く 玄関を目の前にして 荷物をいったん、置くと 上に乗っていた段ボールが落ちてしまった