恭の家は、学校のすぐ近くで、直接恭の家に行く。



恭の親はほとんど家に居ないらしい。



ピンポンを押すとがチャリとドアが空いた。



「つ~ちゃん♪ど~ぞ~」


にっと笑う恭。


その顔は、嫌いじゃない。

「お邪魔しまーす。」


家に入るのはなかなか緊張する…



まさくんでさえ、入ったことがないのに。



ってまた、まさくんのこと…


「つーちゃん、今好きな人のこと考えてたでしょ。」


「え…そんなことないよ。」


「悲しい顔は似合わないよ~。」


恭って、チャラいわりにはたまに優しいことを言う。


ま、きっと何人にも言ってるんだろう。



「恭ってやっぱりチャラいね。」



「うるさいな~」



そう言って私の口を塞ぐ…