「桜先輩。観察部、頑張りましょうね!」


「う、うん」


「部員、集まるかなぁー……」


独り言のように呟く、空我くんの言葉に『2人きりもいいな』って思っちゃってる私は、


ちょっと、病気なのかもしれない……。


「とりあえず、『部活作ります』って校長先生に言ってきますね!」


一緒に居たい、とか。


まだ話していたい、とか。


色んな気持ちを飲み込んで、笑顔で言った。


「うん。また、明日! 部活で会おうね」


明日があるって………また、会えるって…信じていいよね――……?