すると、空我くんはパァッと笑顔になって、嬉しそうに言った。


「やった! じゃあ、一緒に部活を作りましょうね!」


……ん?


ぶ、ぶかつぅ!?


まさか、空我くんは……「部活を俺とやりませんか?」なーんて、言ったんじゃ……?


と、普通に導き出してしまう、自分が憎い。


簡単に「うん」なんて、言わない方がいいな……。


「で、でもさぁ……部活って、5人以上集まらないと無理だよ?」


うん。そうだよ! ムリムリ。


と、1人で納得していると、空我くんは笑顔で言った。


「知らないんですか? 今年から2人でも、いいんですよ?」