明るくて、まぶしい笑顔。


思わず、顔が赤くなったのが分かった。


「う、ううん! 大したことは……」


胸がいっぱいで……あー、もうなんだろう。


喋ったら、天国に飛んで行っちゃいそうな感じ。


てか、もう死んじゃいそう。


「桜先輩は、部活に行かないんですか?」


わ、私!?


「わ、私は……部活に入ってないしさ」


空我くんは、私の言葉に目を見開いた。


……な、なに?


「もったいないです!」


へっ? も、もったいない??


真剣な表情で見てくる空我くんを見て、私は目を丸くした。