横から頬をつねられた。
「…なんというか…。こんだけ魅力的な女の子が横にいて…。」
無表情でそんな冗談を言われても…。
里乃は妹って感じで女の子として見ることはなかったからなぁ。
「だって、妹って感じで…。」
そう言った瞬間、里乃はピタッと動きを止めた。
「それってさ、あたしが年下だから?あたしが中学生だから?」
……え…?
「理月クンに似合う同じ年の子になりたくてもなれないの、あたしは。」
里乃がきつく下唇をかむ。
「理月クンに初めてカノジョが出来たとき、あたしは小学生だったの。」
確か、中1だったからなぁ。
1カ月で別れた記憶があるけど。

