全員、息切れした佐吉の周りに集まる。 「何かあったのか?」 俺が覗き込むと、汗だくの頭を勢い良く上げて、高らかに言い放った。 「新入りや!!」 「「「「「「「新入りぃ?」」」」」」」 全員でハモった事に感動を覚える俺達。 「この雲の上に、新入りさんが来たんや!!」 「おぉっ!」 ─パチパチパチ… ───何で拍手するんだろう…。 そう思いながらも、一緒になって拍手をするこの時の俺は、この後の波乱を、欠片も想像出来ていなかった。