「あ、そうだ沙希。 山田が裏庭で探してたよ」 「山田…光?」 「そうそう、あいつバカじゃん? 朝礼前に裏庭に沙希がいるとでも?」 「本当だね。 うーん、行ってくるわ」 「げっ、めずらしい」 だって山田は、私の唯一の男友達。 この時に行ったせいで 私の人生に色がついたのかな…