店主｢ああ、この麺はね、大豆を挽いてできた粉を相当な割合で配合した自家製麺なんですよ。｣

客１｢へぇー、こだわってますねー｣

客２｢相当な割合って…どのくらい？｣

店主｢それは答えられませんよ｣

客１｢当然でしょ。こういうのは、秘伝のレシピってやつだよね、主人？｣

店主｢いや、忘れたんです｣

客２｢忘れたんかい。自家製なのに｣

客１｢日によって割合変わるじゃないですか｣

店主｢日替わりってことで｣

客２｢その変化見抜くのは常連でもきつそうだな。｣

客１｢あ、でもなかなか美味い…｣

客２｢ほんとだ…スープも一見醤油っぽいんだけど…コクがある。｣

店主｢隠し味に豆乳をちょこっと。｣

客１｢でた!豆乳!｣

店主｢ええ、豆乳を投入…ぶふ…｣

客１｢クーラー効かせた？｣

客２｢そのダジャレさっきの誤変換で思い付いたろ？｣

作者｢うん。文句ある？｣


客１｢!？…誰？｣

客２｢妖精さんだよ。｣

店主｢よろしければ餃子も｣

客２｢ほんとマイペースな、あんた。｣