翔が・・・動いた。

「翔!翔!私、翔のこと、大好き!翔!生きてよ!」



翔は少しだけ口を動かして、ゆっくり


『すき』



と口を動かした。



さっきまで心拍数が一定だったのに、口を動かした途端、早くなってる。



ピコン、ピコン、ピコン、ピコンピコンピコン、ピコンピコンピコン────ピーーーーー