俺はこの半年、彼女がバイトしている裏に
こんな大変な思いをしていただなんて知らなかった。
――――ストーカー?
それって、犯罪だろ!!
見た目がめちゃくちゃ可愛いから
好かれるのは仕方ないにしても、付き纏われるのは次元が違う。
俺は話を聞いて、ますます気になって仕方がなかった。
我が家に来てから一度だけ
彼女が住んでいたアパートに荷物を取りに行った。
だが、彼女の部屋はガランとしていて、
取りに行った筈なのに、持って来る物すら殆ど無かった。
彼女の荷物はあまりにも少ない。
今までどうやって生活をしてたのだろうか?
彼女に洋服も装飾品も好きなだけ買ってやりたい。
だけど、目の前にいるこの子には『欲』が無い。
………無さ過ぎる。
普通の女子高生ですら、理解に苦しむというのに……。
ゆのが欲しいものが、思いつかない。
指輪やネックレスをプレゼントして、喜ぶだろうか?
埒が明かない俺は、彼女がお風呂に入ってる間に
彼女の部屋を調べることにした。



