周りの視線が熱い……。


皆の視線がゆのに一点集中している。


ゆのは緊張で微動だにせず…


ただただペンを握りしめている。


俺はゆのの頭を優しく撫でた。


ゆのはハッとした様子で…ビクッと肩を揺らした。


隼斗「ゆの?」


俺はゆのの顔を覗き込んで…


ゆのはじーっと俺を見つめて来る。


こんな時だが…やっぱり可愛い。


少し涙目で…緊張で怯えてる感じもまた可愛い。


俺って……やっぱり変態かも。


俺は優しく微笑み、小さく頷いた。




ゆのは深呼吸して……


婚姻届にサインした。


隼斗母「キャァ―――――――ッ!!これでゆのちゃんは私の娘よ~ぉ!!」


母さんはパッと婚姻届を取り上げた。


隼斗母「コレはお母さんが出しておくわ!!」


隼斗「はぁ?返せよ!!」


隼斗母「イ・ヤ・ヨ!!」