家元の花嫁【加筆修正中】



教室ではみんな記念撮影をしている。


泣いてる女の子も数人。


先生も感極まって…生徒と抱擁してるし。


下級生の女の子がクラスの男子にボタンを貰いに来てる子も。


ガヤガヤと教室内は賑やか。


「ねぇ、ゆの。あそこにいるの隼斗さんじゃない?」


「えっ!?」


玲が指差す方向を見る。


窓の外……、


駐輪場の先にある来客用駐車場。


そこに―――――――!!


「あっ!!」


黒い高級外車が止まっていて…


ドアにもたれる形で男性が1人。


3階の教室からかなり離れているのにも関わらず、


その人が誰だか分かる。


だって……大好きなヒトだから。


「やっぱり隼斗さんだよね?」


「…………うん」


私は隼斗さんから目が離せずにいた。


こんなに離れていてもドキドキする。


姿を見た瞬間から呼吸するのが難しい。