家元の花嫁【加筆修正中】



俺は海沿いに車を走らせた。


ゆのは黙ったまま。


しばらくすると、岬公園の看板。


俺は駐車場に車を止めた。


「ゆの、もういいだろ?ここなら俺しかいない」


「………」


「な?頼むから話してくれよ」


俺は助手席のゆのの顔を覗き込む


ゆのの瞳から一粒の涙が…。


……泣いてる。


マジで何があったんだよ!?


俺が何かしたのか?


すると――――、小さい声で…


「さっきのお店の店員さんが…」


「ん?店員がどうした?」


「…ぅ゙っ……私には…勿体ないって…」