「あっ…ん?あれ?……ぅわっ、終わってるじゃないですか!」
「さっき」
「あ゛―――ごめんなさい。本当にすみません」
ゆのは勢い良く立ち上がり、必死で謝る。
そんな姿も…可愛い。
俺も立ち上がりゆのからコートを受取る。
「別に気にしてねぇよ。俺も少し寝てたし」
ウソだけど。
「本当に私ったら…。昨日、一睡も出来なくて…」
「えっ?」
ゆのは恥ずかしそうに髪を整えている。
まさか、ゆのも興奮して?
俺だけかと思ってた……。
ゆのも寝れなかったのか。
「とりあえず、出ましょう」
「あぁ」
俺らは映画館をあとにした。



