慌ててテーブルに駆け寄り、
恐る恐る紙に視線を落とすと………。
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ゆの へ
父さんはしばらく旅に出ます。
身体には気をつけて。
勉強を頑張りなさい。
父より
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またなのッ?!
これで何度目よッ!!!
私は凄く嫌な予感がして、自分の部屋にダッシュした。
―――――やられた。
気付いた時には、既に父親が私のヘソクリを持ち逃げした後だった。
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