家元の花嫁【加筆修正中】



「桐島さん、こちらで何を?ゆのに何か話でも?」


俺は冷たい視線で見下ろした。


「隼斗さん、“桐島さん”は、やめて。寂しいわ…。どうして、この子なの?なんで私じゃないの?」


「あなたには関係ないと思うが…?」


「関係あるわ。私…隼斗さんのこと好きだもの。ずっと…隼斗さんのお嫁さんになるって、思ってたのよ?」


「そんなこと、俺は知らない。俺にはゆのがいる」


「だから、どうしてこの子なのよ!」


椿は涙目で聞き返してくる。


「いい加減、聞き分けろよ!俺はゆのと結婚する。お前とは結婚する気は無い!諦めろ。」


俺はさらに冷たい視線で見下ろした。


「フッ。そんなこと言って良いの?」


「脅しか?」


椿は開き直ったようで、態度を変えてきた。


「あなた、知らないでしょ?私と隼斗さんの関係…」


「おいっ!!やめろよ!!」


「いいじゃない。隠したって、いつかバレるわよ。」


椿はゆのを蔑む目で見ている。


ゆのは驚いている様子で、俺を疑いの目で見ている。