そう言うと、ヴィヴィは王子に 有無を言わさず、腕引き、 海に引きずりこみました。 ―『足を手に入れてから、また海に入って しまえば、あなたはまた人魚に戻って しまうわ。そして二度と足を手に入れ られない……。』 ヴィヴィは、元の姿に戻り言いました。 「――……あなたとは 永遠に一緒よ…。離さないわ…」