少し森を抜けたその先には。 大きく開けた土地があって、そこには堂々と古びた寺のようなものがあった。 これって、もしかして… 前の二人がその大きな寺に入って叫んだ。 「土方さん!」 これって、 聞き間違いじゃないよね? 懐かしい響き。 そして、聞き覚えのある彼の声が返事をした。