夜くんが居なくなってしまってからの数日間は、出来るだけ彼の事を考えないように生活をしていた事を憶えている。
バイトの日には必要以上に仕事を探し、見つけては動き回り、高校へは友達と弁当を食べてお喋りをしに行っていた様な物だったのに、授業中には必死になって机にしがみつき、家でも宿題や予習に明け暮れた。
おかげで二学期に入っての最初の学力テストでは、別人になったみたいに最高の点数を叩き出した。
その時の成績表は、家宝だと言って、今も大切に我が家の戸棚に保管されている。
脳内に余計なスペースを作りたくなくて、必要以上の行動をしては、「考える」という事をやめてみた。
暇さえあれば、夜くんの事を考えてしまいそうで怖かった。
そうやって、必死になって毎日を過ごしてきたのに、脳みそは夜くんを忘れる事を許さなかった。
彼を忘れた事なんて、一日も無い。
バイトの日には必要以上に仕事を探し、見つけては動き回り、高校へは友達と弁当を食べてお喋りをしに行っていた様な物だったのに、授業中には必死になって机にしがみつき、家でも宿題や予習に明け暮れた。
おかげで二学期に入っての最初の学力テストでは、別人になったみたいに最高の点数を叩き出した。
その時の成績表は、家宝だと言って、今も大切に我が家の戸棚に保管されている。
脳内に余計なスペースを作りたくなくて、必要以上の行動をしては、「考える」という事をやめてみた。
暇さえあれば、夜くんの事を考えてしまいそうで怖かった。
そうやって、必死になって毎日を過ごしてきたのに、脳みそは夜くんを忘れる事を許さなかった。
彼を忘れた事なんて、一日も無い。



