君が居た世界が、この世で一番愛した世界だったから。

だけどもしも、その優しさに甘え切って、私が駄目になってしまったとしても、変わらず私を必要としてくれるのだろうか。

それとももしかすると、駄目な私だから、必要なのかもしれない。
一人でも生きていける私になってしまったら、彼は自分の存在意義を求め、自分が居なくては生きていけない人を探し、どこか遠くに行ってしまう様な気もした。

私は、夜くんが傍に居ないとすごく苦しいけれど、「駄目な私」だから守ってもらえる様な存在にはなりたくない。
お互いを尊重しあい、高め合える、そんな二人になりたいんだ。