ポストの蓋に右手をかけて、左の掌で、白い封筒を掴み出した。
ポストの蓋が閉まる、カタン、という音が静かに鳴って、随分と待たされて不機嫌そうに、白は一層白く、視界を染めた。
指先でトン、と触れてみるが、やっぱり一見、普通の封書だ。
爆発する気配も、当然無い。
私は何を疑っているんだと、自分で自分に苦笑いした。
大きさもごく一般的な手紙に使われる封筒。
業者、というよりは、個人的な便りに見える。
今、目の前に向けている方が、差出人を記入する面だ。
ただ真っ白く、空白が広がる封筒。
つまりは、「差出人不明」だ。
一気に不安が募る。
やっぱり見なきゃ良かったと後悔がちらつき始める。
「差出人不明」だなんて、不審過ぎる。怪しさがグッと高まった。
ゆっくりと、スローモーションのように、封筒を裏返した。
ポストの蓋が閉まる、カタン、という音が静かに鳴って、随分と待たされて不機嫌そうに、白は一層白く、視界を染めた。
指先でトン、と触れてみるが、やっぱり一見、普通の封書だ。
爆発する気配も、当然無い。
私は何を疑っているんだと、自分で自分に苦笑いした。
大きさもごく一般的な手紙に使われる封筒。
業者、というよりは、個人的な便りに見える。
今、目の前に向けている方が、差出人を記入する面だ。
ただ真っ白く、空白が広がる封筒。
つまりは、「差出人不明」だ。
一気に不安が募る。
やっぱり見なきゃ良かったと後悔がちらつき始める。
「差出人不明」だなんて、不審過ぎる。怪しさがグッと高まった。
ゆっくりと、スローモーションのように、封筒を裏返した。



