無視をして、そっと閉めようとするドアの隙間に、夜くんは掌を滑り込ませ、閉めさせまいとした。
ドアにかかるその細長い指を、綺麗だと思った事を憶えている。
「俺はね、輪廻の事なら何でも知っておきたいんだよ。シャワーを浴びる様子だって例外じゃない。
それなのにドアを閉めてしまうなんて…。
それともそれは、俺に対する優しさなの?
君の素肌に触れるシャワーのお湯やタオル、ボディーソープ泡に俺が嫉妬してしまわないか心配なんだろう?
君に触れて許されるのは、俺だけだからね。
輪廻は優しい子だね。でも大丈夫。
君を綺麗にしてくれる物になら、今だけ君に触れる事を許可するよ。」
夜くんには敵が多過ぎた。
息をしていようがなかろうが、私に触れる物は、全てが悪。
そしてそれは、私もそう思っていると、思い込んでいるらしかった。
放っておけばそのうち、私に触れる自分の指にすら、憎しみを抱き始めるのではないかと心配だった。
ドアにかかるその細長い指を、綺麗だと思った事を憶えている。
「俺はね、輪廻の事なら何でも知っておきたいんだよ。シャワーを浴びる様子だって例外じゃない。
それなのにドアを閉めてしまうなんて…。
それともそれは、俺に対する優しさなの?
君の素肌に触れるシャワーのお湯やタオル、ボディーソープ泡に俺が嫉妬してしまわないか心配なんだろう?
君に触れて許されるのは、俺だけだからね。
輪廻は優しい子だね。でも大丈夫。
君を綺麗にしてくれる物になら、今だけ君に触れる事を許可するよ。」
夜くんには敵が多過ぎた。
息をしていようがなかろうが、私に触れる物は、全てが悪。
そしてそれは、私もそう思っていると、思い込んでいるらしかった。
放っておけばそのうち、私に触れる自分の指にすら、憎しみを抱き始めるのではないかと心配だった。



