君が居た世界が、この世で一番愛した世界だったから。

そんな言葉を恥ずかしげも無く言ってしまえる夜くんに、何故か私の方が恥ずかしくなって、照れ隠しをする様に俯いた。

近くにあった木の棒を取り砂浜に落書きをする。
ありきたりな落書きだ。
一本の相合い傘。
傘の中は、「夜くん」と「輪廻」の文字。

「輪廻」の文字にそっと触れて、彼は私を強く抱き締めた。