君が居た世界が、この世で一番愛した世界だったから。

家の中に居る時には気づかなかったけれど、外に出てみると、秋晴れの陽射しは予想以上に暑かった。
今までの十月下旬と比べて珍しく、うっすらと汗をかく程だった。

薄いTシャツ上にカーディガンを羽織り、足元には黒いタイツを履いている。
服装を間違えたかもしれないと思い、せっかくのお出掛けなのに、ちょっとガッカリしてしまう。

十月も終わろうとしているのに、この気温だ。
地球は大丈夫なのだろうかと、一人で壮大な事を考えてしまった。