祈るように・・・



「…。ごめん、俺、彼女おるから。」




うん、知ってるよ…。

「別に奪うとか考えてない。」


「そか…。」


淡々と切れてしまう言葉。

どうしよう。

早くしないと授業始まるよ…。


「聞いてくれてありがと。」

「…ああ。じゃあ、行くか。」


そう言ってまた塾のドアを開けた。


彼女がいるって知ってるよ…。


何でかな?

涙はでなかった。

ただ聞いてくれたことで満足した。