*勇輝side


俺は部屋を出た。


ふぅ~


心底良かったー


つか、俺そんなに


自分に自信なかった


んだな…


でも、あいつの


あの顔!(笑)


顔に


「なんて事しちゃったんだ」

って書いてあるしな…


けど、百合にはあれで


良かったんだと思う。


あーやって俺が


悲しそうな顔すれば


百合にも自覚が出る


だろうし?


遼太みてーに、


中途半端な愛じゃ


ねーんだからな!?


ったく、どいつも


こいつも別れるとか


簡単に言うなよな。


本当に好きだったら


別れるなんて出来る訳


ないだろ?


でもガチでやべーな…


日増しに好きに


なってるよ俺。


我慢出来っかな??


なーんてカップに


飲み物を注ぎながら


考える。


カチャ…


「あっ、お帰り


勇輝。アルバム


見せてもらってるー」


「おぅ」


ほら、この時の


こんな笑顔だって


好きすぎて胸が苦しい///


好きなのはいつも


俺なんだ。


「ん?どーかした?」


俺の顔を覗き込む百合


「何でもねーよ」


百合の髪の毛をクシャ


っとしながら答える


「あーもぅっ!


髪の毛ぐちゃぐちゃー」

ふっ


「わりぃって。ま、


あんま気にしねーだろ?」

笑いながら言う俺


「当たり~」


なんてニコニコ百合。


こーゆうとこが女っぽく


ないと言えばそーなん


だろーけど、俺には


誰よりも女っぽく見える

んだ。


あっ、これって


惚れた欲目かな?///