「お前さぁ、百合にもう近づかねーんじゃなかったっけ?」


顔が…凝視出来ない程


怖い。


何もさ、こんな所

(入り口入ったとこ)


でケンカしなくても…


遊んでからで


いいじゃんねー


「思わな…」


パッと振り向くと


奈美が凄い形相で


睨んでくる・・・


はぁ…。そういえば


そんな展開だったな。


「じゃあ、もう奈美は


百合に近づかせねー。」


爽也はバッと


私の前から奈美を


連れて行った。


「なんでそーなんの!?」


私は叫ぶ


勇輝は別にいいじゃん


って顔してるしっ!


「あのさ、奈美はもう俺のモノなわけ。」



ムカッ!


「奈美はモノじゃない。」

ダメ、今日血圧上がるわ


「ねぇ、奈…」


爽也に身体ごとかかえて

もらってボーッとしてるし

奈美・・・・。


しっかりしてよねーっっ!?


「俺のモノだよな、奈美?」

「ちょ!」


何言ってんだよ!!


――――――――――――――

*奈美side



「俺のモノだよな、奈美?」

爽也がキラキラした目

でそんな事を言う。


俺のモノだよな。


俺のモノだよな。


俺のモノだよな。


・・・・・・・・・・・・
(↑エコー)


ドッキュン!!


「…うん。///」



――――――――――――――


うん。って


言っちゃったよ。


奈美ー!!!ーー…。