【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

「人の女に手出されてイラつかない奴がいるかよ」


「──…!!」



あたしは自分の耳を疑った。


それって…それって…!!



「…嫉妬、ですか…!?」



半信半疑でそう聞くと、拓海さんはムスッとした顔で目を逸らした。


うそ……

なんか可愛い!!



嫉妬されて胸がキュンとしてるあたしはおかしいのだろうか。


だって、拓海さんが妬いてるなんて初めてだし…!



嬉しさと驚きで声も出ず、なんとも言えない顔をしていると、拓海さんは自嘲するようにフッと笑う。



「…俺だってただの男だ。
嫉妬ぐらいする」



そう言って、優しくあたしの唇を奪った。