三神さんは本当に楽しそうに笑っていた。
もしかしたら、新栄に対抗するプレゼンを練らせるために、事前にあたし達に知らせに来てくれたんじゃないか…
なんて、一瞬都合のいいことを考えてしまった。
でも、そう思っておこうかな。
小悪魔な三神さんは拓海さんに敵対心を燃やしてはいるけれど…
きっと決して悪い人ではないはずだから。
そんな三神さんは篠原部長のデスクから腰を上げ、両手をポケットに突っ込んでこちらに向かって歩き出した。
そして、ようやくあたし達の存在に気付いてぱぁっと笑顔の花を咲かせる。
──げっ、見つかった！！
もしかしたら、新栄に対抗するプレゼンを練らせるために、事前にあたし達に知らせに来てくれたんじゃないか…
なんて、一瞬都合のいいことを考えてしまった。
でも、そう思っておこうかな。
小悪魔な三神さんは拓海さんに敵対心を燃やしてはいるけれど…
きっと決して悪い人ではないはずだから。
そんな三神さんは篠原部長のデスクから腰を上げ、両手をポケットに突っ込んでこちらに向かって歩き出した。
そして、ようやくあたし達の存在に気付いてぱぁっと笑顔の花を咲かせる。
──げっ、見つかった！！
