ギョッとして3人で篠原部長を見上げると、彼はしたり顔でふふんと笑っていた。
「まぁそーいうことなんだ。
会社にとっては大きな成果だからさ、もしかしたら皆の給料も上がるかもよ?」
「また調子良いこと言って…!
お給料が上がっても休みがないんじゃ困ります!」
何でこの営業部長サマはこんなに契約を取ってきてしまうんだろう…。
社員からしたらありがた迷惑と言うか……
あたしは心の中で深いため息を吐き出していた。
「…だったら何だって言うんだ?」
拓海さんは書類を整理しながら三神さんを見ずにそう言った。
三神さんは更に顔を近付け、じっとその横顔を見つめる。
「まぁそーいうことなんだ。
会社にとっては大きな成果だからさ、もしかしたら皆の給料も上がるかもよ?」
「また調子良いこと言って…!
お給料が上がっても休みがないんじゃ困ります!」
何でこの営業部長サマはこんなに契約を取ってきてしまうんだろう…。
社員からしたらありがた迷惑と言うか……
あたしは心の中で深いため息を吐き出していた。
「…だったら何だって言うんだ?」
拓海さんは書類を整理しながら三神さんを見ずにそう言った。
三神さんは更に顔を近付け、じっとその横顔を見つめる。



