そんな拓海さんを物足りなげな顔で見上げると、三神さんはふっと短く笑った。
「まー結局勝ったのはウチだけど…
オレ個人としては、拓海サン達のプレゼンが一番気に入りましたけどね」
思いがけない三神さんの言葉に、あたしも拓海さんも目をぱちくりさせる。
「他の会社も皆『ウチはこのぐらい豪華なものが作れるんだぞ!』ってアピールする中で、唯一拓海サン達はすごく素朴だったでしょ?いい意味でね。
懐かしい昔ながらのお弁当って感じで、でもすごく美味しそうで。
オレはあぁいうのいいなって思いましたよ」
三神さん……
そんなふうに思ってくれてたんだ。
あたしは自分が褒められたかのように嬉しさが込み上げてきた。
「まー結局勝ったのはウチだけど…
オレ個人としては、拓海サン達のプレゼンが一番気に入りましたけどね」
思いがけない三神さんの言葉に、あたしも拓海さんも目をぱちくりさせる。
「他の会社も皆『ウチはこのぐらい豪華なものが作れるんだぞ!』ってアピールする中で、唯一拓海サン達はすごく素朴だったでしょ?いい意味でね。
懐かしい昔ながらのお弁当って感じで、でもすごく美味しそうで。
オレはあぁいうのいいなって思いましたよ」
三神さん……
そんなふうに思ってくれてたんだ。
あたしは自分が褒められたかのように嬉しさが込み上げてきた。



