「た、拓海さん…?あのぅ…」
…あたしには??
顔を引きつらせながら、あたしの存在を思い出させるように自分を指差してみせる。
すると、拓海さんは「あぁ」と言って悪戯っぽく笑う。
「お前にはこっち」
「へ……!?」
そう言って差し出されたのは、簡単にラッピングされた一本のオレンジ色のガーベラだった。
なんというか……
普通に渡されたら絶対嬉しいはずなんだけど、あの花束を見た後だとものすごい複雑!!
微妙な顔をして拓海さんを見上げると、意地悪く右の口角を上げてこう言い放つ。
「ナマケモノのお前に花の世話なんて絶対出来ないだろ?」
「~~~っ!!」
…く、悔しいぃー!!
…あたしには??
顔を引きつらせながら、あたしの存在を思い出させるように自分を指差してみせる。
すると、拓海さんは「あぁ」と言って悪戯っぽく笑う。
「お前にはこっち」
「へ……!?」
そう言って差し出されたのは、簡単にラッピングされた一本のオレンジ色のガーベラだった。
なんというか……
普通に渡されたら絶対嬉しいはずなんだけど、あの花束を見た後だとものすごい複雑!!
微妙な顔をして拓海さんを見上げると、意地悪く右の口角を上げてこう言い放つ。
「ナマケモノのお前に花の世話なんて絶対出来ないだろ?」
「~~~っ!!」
…く、悔しいぃー!!



