【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

店内は適度に賑わっている。


普通にいつものテーブル席に案内されるかと思いきや、千葉ちゃんが予約してくれていたのはどうやら個室らしい。


二人だけなのに何でわざわざ個室?と思いながらも、「どうぞ」と言って千葉ちゃんに開けられた扉の中へ足を踏み入れた


……その瞬間。



──パーンッ!!



「きゃっ!!??」



突然何かが弾ける音が何発かして、あたしはビクッと肩をすくめた。


な、なにっ!!??



「誕生日おめでとうー!!」


「へ……っ!?」



ヒラヒラと色とりどりの細い紙が宙を舞って、呆然としたあたしの前によく知る人達の笑顔が姿を現した。