【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜



その日の夜、一旦家に帰って久々にワンピースに着替えたあたしは、千葉ちゃんの彼氏が働いているレストランへとやって来た。


白い外壁に品の良いイルミネーションが輝いて、夜はまた違った雰囲気になっている。


窓から漏れる淡い黄色の優しい明かりが、木で造られたテラスを照らし出していた。


そして、入口の辺りにはあたしに向かって手を振るモデルのような女性が。



「千葉ちゃん!」


「よーし、主役が来たわね!」



千葉ちゃんは腕を組みながら嬉しそうにニッコリと笑う。


そう、今日はこれからあたしの誕生日のお祝いにディナーをご馳走してもらうんだ。