【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

「!!!」



“お仕置き”の意味がすぐ脳裏に過ぎり、心臓がドキンと大きく跳ねた瞬間。


妖艶に微笑んだ拓海さんの顔が近付いて、あたしの唇は食べるように塞がれていた。



「…んっ……ふ…!」


「一生許さないから」



キスの合間に、吐息混じりの熱い声が脳に直接響く。



「だから、一生かけて償え」



──“一生”



そんなに重い罪ですか?ってツッコミたくもなるけれど。


単なる冗談のような、意地悪のような言葉でも、あたしは胸が震えるくらいに嬉しかった。



一生、あなたと一緒にいたいから。