【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

よかった……


二人が離れたことであたしは一気に体の力が抜けて、身を乗り出しそうになっていたソファーにぼすっと座った。



それも束の間、三神さんに向けられていた視線が今度はあたしを捉える。


反射的に背筋を伸ばすと、拓海さんはそんなあたしに近付いて不意に右手首を掴んだ。


思わずビクッと体を震わせると、


「……帰るぞ」


と低く冷たい声が投げかけられる。



どうしよう……


こんなに怒らせたのは初めてで、どうしたらいいかわからない。



きっとものすごく幻滅したに違いない。


どんな理由であれ、ここに来たのはあたし自身の意志なんだから。


謝って許してもらえるものだろうか──…?